お風呂でできるワキガ対策。正しい入浴でにおいとおさらば!
ワキガの人にとって、汗ばむ季節はにおいがどうしても気になります。
しかし、特に男性は入浴を簡単に済ませてしまいがち。シャワーで汗をひと流しする程度で済ませている方も多いのではないでしょうか?
ワキガにはお風呂の入り方、お風呂上がり後のケアがポイント。
そこで今回は、ワキガでお悩みの人のための正しいお風呂の入り方からお風呂上がりのケアについてご紹介したいと思います。
ワキガはシャワーだけでは不充分
男性の場合、入浴に時間をかけない人が多く、特に残業で夜遅くに帰ってきた時などは、ついついシャワーだけの短時間で入浴を済ませてしまうことがよくあります。
あの頑固なワキガ汚れを落とすには、短時間のシャワーだけでは不充分です。
湯船にしっかり浸かることから始まり、体の洗い方、お風呂上がり後のケアまでができることで、効果的にワキガ臭を抑えることが可能となります。
ワキガ対策の入浴方法
ぬるめのお湯でゆっくりと浸かる
お湯の温度はだいたい40度くらい、長時間浸かっても心地よいくらいを目安としてください。
浸かる時間の目安は頭のてっぺんまでじっとりと汗が出る程度まで、時間にするとだいたい20〜30分程度といったところでしょう。
ゆっくりと長く浸かることで、毛穴を開かせて皮脂や汗を出し、皮膚表面のワキガ汚れを浮かす効果があります。
お風呂にミョウバンや重曹を入れた方が良い?
ワキガを予防するのにミョウバンを加えたミョウバン風呂や重曹を加えた重曹風呂が効果的との情報が多くあります。
確かにどちらもワキガには効果がありますが、それぞれの役割は異なります。
ミョウバンは弱酸性であるため、アルカリがメインであるワキガ臭を中和して消臭する効果と殺菌の効果があります。さらにミョウバンには汗の出を抑えるという効果もあります。
一方の重曹は、ミョウバンとは逆のアルカリ性であるため、皮脂と反応して汚れを浮かす効果があります。足のにおいなどの酸性系のにおいを中和して消臭する効果はありますが、ワキガに対しての消臭効果はありません。
つまり、入浴でワキガ汚れををしっかり落としたいのであれば重曹風呂、ワキガの消臭と殺菌,収斂効果を求めるのであればミョウバン風呂と、目的と好みに応じて使い分けると良いでしょう。
ワキガのための体の洗い方
湯船に使って汚れを落としやすい状態となってから体を洗います。
使用する石鹸はどれが良い?
ワキガの汗は皮脂など成分が豊富に含まれておりベタベタしているため、肌に優しい弱酸性タイプの液体ボディソープなどでは洗浄力が弱く、頑固なワキガ汚れにはあまり向いていません。
ワキガ汚れを落とすには、固形石鹸を使用しましょう。
固形石鹸はアルカリタイプのため、ワキガのしつこいにおい汚れを効果的に落とすことができます。
また、最近では柿渋や竹炭などの殺菌,消臭効果の高い成分が入った体臭対策用の固形石鹸も市販されています。こうした石鹸をいくつか試しに使ってみて、自分に合ったものを選ぶのも良いでしょう。
洗い方
男性の場合、硬いナイロンタオルなどで力強く擦り洗いしがちですが、それでは洗いムラが出るので、全てのにおい汚れをきちんと落としきれていません。
石鹸をしっかりと泡立ててから、指の腹を使って毛穴に泡を通すよう、わきの表面を撫で洗いしましょう。新鮮な泡をわきの下の表面に何度も通すイメージで洗うのがコツです。
洗い終えたら、シャワーで泡を洗い流しますが、この時のシャワーは高めの温度設定にし、わきの下へ長めにシャワーを当てるのがコツです。
ワキガのにおい汚れは皮脂なので、高めのお湯を当てることで毛穴内に残った汚れも溶かして落とすことができます。
ワキガのためのお風呂上がり後のケア
お風呂上がり後はすぐにバスタオルでしっかり水気を拭き取りましょう。
そして拭き取った後は、きれいになったわきのに制汗剤を塗っておきましょう。
清潔な時に塗ることで就寝時の汗と雑菌の繁殖を抑える理由もありますが、毎日継続して塗ることで、長時間わき汗が出にくくなるといった効果もあります。
制汗剤のタイプでは、多少の汗でも落ちにくいクリームタイプのものを選択したほうが良いでしょう。
お風呂上がり後でも臭うのはなぜ?
通常はお風呂上がり後もワキガ臭がすることはまずありません。しかし、お風呂上がりでもワキガ臭がキツいと言われるという人もいるようです。
そのようなお風呂上がり後もすぐにワキガ臭がするという大きな要因の一つに、ワキ毛があります。
ワキガの汗は皮脂など成分が豊富に含まれているのでベタベタしているため、汗がワキ毛に絡んで付着しやすくなります。
しかもワキガの汗を分泌するアポクリン汗腺はワキ毛の毛包内にあり、ワキ毛の毛穴から汗を出すため、特にワキ毛の根元部分で汚れが残りやすくなります。
そのため、ワキ毛があるときちんと洗えているようで細部は洗えておらず、ワキガ汚れが残っていることがよくあります。これがお風呂上がりでもすぐににおってしまう大きな原因です。
ワキガの人がほとんどのヨーロッパやアメリカなどでは、ワキガ臭を防ぐエチケットとして男性でもワキ毛を剃る習慣があるくらいですので、特別ワキを人に見せるような必要性がなければ、男性でもワキ毛を剃った方が良いでしょう。
男性はワキ毛を剃ることに抵抗あるかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワキガは体質であるため完全に治すことはできませんが、入浴方法を改善するだけでにおいは大幅に軽減できます。
他にも疲労回復やリラックス,快眠効果も得られるので、シャワーだけで済ませずにゆっくりと湯船に浸かることをおすすめします。
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